アミ小さな宇宙人 第4巻

「アミ小さな宇宙人」シリーズの第4巻をここに書いていきます。宇宙人の助けを借りながら書いています。

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これで、アミ小さな宇宙人 第4巻は終わりです。

この本にも描いてあるように、今後この世界は自動的に変化していきます。

あとは、その変化をぜひ体験し、観察していてください。

頑張らなくていいのです。

楽しく暮らしていていいのです。

そして、本物の愛と、愛だと言われているものとの違いを、しっかり理解してください。

本物の愛と、偽物の愛との違いは、あなたがたもわかるはずです。

世間に惑わされないでください。

学ばなくたっていいのです。

もう感覚で知っているのです。

この世界が、健全になりますように。

ーーーーー第3部終了ーーーーー

 

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「じゃあ、そろそろいくね。いろいろやることあるし」

アミはいろいろと任務があるらしい。

「僕、世界が変わるの、楽しみにしてる。だから、アミ頑張ってね」

「ありがとう。ペドゥリート、またちょこちょこ遊びにくるから、待っててね」

アミはちょっと寂しそうだった。

「この計画がうまくいきますように」

「いきますように」

「じゃ!」

アミは去っていった。

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「そろそろ全部伝え終えたかな。このブログが広まると同時に、世界は変わるように脚本されている。もうすでにいろいろと変わっている。例えば、聡明な人ではなく、下品で自分を大事にしている人が有名になっている。それは、品なんかよりも自分を大事にすることの方が大事なんだということを教えているんだ。そして、これからは災害も減ってくる。あいつらは、災害を使って人々を変えようとしていたんだ。しかし、帽子を取らなかった方の宇宙人は、そんなことしない。だいたい災害が起きたからって人は変わらない。だから災害は減ってくる。あいつらの思い通りだった世界から、こっちの世界に移り変わっていくんだ。だから、安心していいからね。いつもどおり生活していればいい。世界の移り変わりを見ていればいいんだよ」

「そうなんだ!よかった!頑張らなきゃかと思ってた」

「いいんだよ。宇宙人がちゃんと用意したからね。安心して人生を楽しんでいればいいよ」

「わかった!」

僕はほんとうにホッとした。

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「ひどいことをしてきたと、わかってほしいんだ」

アミは真剣な顔つきになった。

「なんでこんなことになったんだろうね・・・」

「それは、過ちを見破れなかったからだと思う」

「そうなんだね」

「だから、上の人が責任取っている部分もあると思うんだ」

「あの、まが玉の苦しみのこと?」

「そうだよ」

「でも、それもしょうがなかったんだけどね」

「うん」

僕は、なんだか切なくなった。

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「どうしたの?」

「無邪気な人、まわりにいるだろう?」

「うん。僕、無邪気な人好きなんだ。まっすぐで、ピュアっていうか・・・」

「そのピュアな人も、あいつらが作ったんだよ」

「えー!!!でも、とてもいい感じ。だから、作ってもいいんじゃない?」

「いや、あれはダメなんだ。まわりの人はいいかもしれないけれど、本人がとても苦しんでいるんだよ。まわりに自分の気持ちを理解してもらえないし、何よりもあの人たちは感謝できないつくりになっているんだ。例のごとくね」

「感謝できないのはかわいそう・・・」

「だろう?苦しいんだよ」

「ひどいことをしてきたな・・・」

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「実は、天才もあいつらが作ったんだ。でも、天才は作ってもいいものなんだけどね。ただ、天才の人数が多すぎだった。ほんとうは、天才を作ったときは、その人を補佐する人もたくさん必要なんだ。なのに、天才を作るだけ作って、その人の人生を放っておいたんだ。天才というのは、人とちょっと変わったところが出てきてしまうから、それをサポートする人が必ず必要なんだ」

「そうなんだね。でも、天才がいなくなってきてるのは、なんで?」

「帽子を取らなかった方の宇宙人が、減らしてるんだよ。もう、天才で苦労する人を見ていられないからね」

「そういう脚本にしてるんだね?」

「そういうこと」

アミがウインクした。アミの無邪気なところは、ほんとうにかわいい。

「無邪気かぁ・・・」

アミがまた悲しそうな顔をした。

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「アミ!終わったよー!!!」

僕はブログを書きおわり、英語への翻訳も終わったので、アミを呼んだ。

「お疲れ様」

アミがすかさずやってきた。

「そろそろ呼ぶんじゃないかって思ってたよ」

アミがニコニコしている。

「最近、世の中がまた変わったと思わないかい?」

「え?そう?」

「天才が減っている気がしないかい?」

「天才?」

「言い方が悪いけど、凡人の人が増えた気がしないかい?」

僕は確かにそう思った。