アミ小さな宇宙人 第4巻

「アミ小さな宇宙人」シリーズの第4巻をここに書いていきます。宇宙人の助けを借りながら書いています。

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「なぜ、悪意がある人は罰してもいいの?」

「苦しんで、悪いことをすると苦しまなければならないと覚えこませるんだ。そうしないと、悪いことだとわかっていながらそれをやり続けるんだよ。ひどい人は、それが止まらない。だから、罰は必要なんだ」

「でも、それはひどいことだと思う」

「そう思う人は多い。みんな優しいからね。でも、本当は、罰はとても大事なんだ。宗教が本当は罰せられるべきだって言ったよね?」

「うん」

「それも、罰を与えないといけないんだよ、本当は。大事なんだよ。多分、それがわからないのは、悪い人がまわりにいないからだろうね。悪い人は本当に危ないんだよ。だから警察があるんだろう?」

僕は自分の無知さを恥じた。