アミ小さな宇宙人 第4巻

「アミ小さな宇宙人」シリーズの第4巻をここに書いていきます。宇宙人の助けを借りながら書いています。

72

「どうしたの?」

「無邪気な人、まわりにいるだろう?」

「うん。僕、無邪気な人好きなんだ。まっすぐで、ピュアっていうか・・・」

「そのピュアな人も、あいつらが作ったんだよ」

「えー!!!でも、とてもいい感じ。だから、作ってもいいんじゃない?」

「いや、あれはダメなんだ。まわりの人はいいかもしれないけれど、本人がとても苦しんでいるんだよ。まわりに自分の気持ちを理解してもらえないし、何よりもあの人たちは感謝できないつくりになっているんだ。例のごとくね」

「感謝できないのはかわいそう・・・」

「だろう?苦しいんだよ」

「ひどいことをしてきたな・・・」