「どうしたの?」
「無邪気な人、まわりにいるだろう?」
「うん。僕、無邪気な人好きなんだ。まっすぐで、ピュアっていうか・・・」
「そのピュアな人も、あいつらが作ったんだよ」
「えー!!!でも、とてもいい感じ。だから、作ってもいいんじゃない?」
「いや、あれはダメなんだ。まわりの人はいいかもしれないけれど、本人がとても苦しんでいるんだよ。まわりに自分の気持ちを理解してもらえないし、何よりもあの人たちは感謝できないつくりになっているんだ。例のごとくね」
「感謝できないのはかわいそう・・・」
「だろう?苦しいんだよ」
「ひどいことをしてきたな・・・」