アミ小さな宇宙人 第4巻

「アミ小さな宇宙人」シリーズの第4巻をここに書いていきます。宇宙人の助けを借りながら書いています。

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「利用してるというより、協力してたんじゃないの?」

「そう思うだろう?でも、実は上の宇宙人は、ひとつも感謝なんてしていなかったのさ」

「え???でも、教えには感謝しなさいっていうのが含まれているよ?」

「実は帽子を取ると、感謝もできなくなるんだ」

「じゃあ、自分もできないことを、他人に強制してたってこと?」

「そういうことだね」

僕は何がなんだかわからなくなった。こんなへんてこなことが地球で起こっていたなんて・・・。

「感謝するのって、とても気分がいいのにね」

僕はかわいそうだと思った。