「幽霊って、ほんとうにいるんだ・・・」
僕はちょっと怖くなった。正直にいうと、考えたくなかった。
「ほんとうなんだよペドゥリート。彼らは死んだあとで、上の宇宙人から苦しめられていたんだ。帽子を取った宇宙人は、彼らのためだと思い込んで苦しめていた。でも、ほんとうは違うんだ。苦しめたって、人は成長したりしないんだよ」
「えー!でも、アミは前に、苦しみは師だって言わなかった?」
「言ったよ。でも、僕も勘違いしていたらしい。苦しんだって、何もいいことないんだよ」
「えええええええ!!!僕、じゃあ我慢してたことしていいの?」
「なんだい?」
アミは優しく笑顔を返してくれた。