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「さあ、着いたよ。ここが帽子を取らなかった方の宇宙人が見守っている星さ」
僕は息をのんだ。なんと、ほとんどが自然のままで、都市がなかった。家は数十件あるけど、他の人はどこで暮らしているんだろう?
「実は、基本的に人口が少ないんだ。地球はものすごい人だろう?でも、この星は自然災害もほとんどないし、コンクリートで埋め立てる必要もないんだ。みんなが楽しく自然と触れ合いながら暮らしているんだよ。自然が一番こころにいいからね」
確かに、僕も実はコンクリートは好きじゃない。海とか、草原とかの方が好きだ。でも…
「毒ヘビとかあぶない虫は自然界にいないの?」
「いないよ。あれも、帽子を取った宇宙人が作ったんだよ。まったく、どんな趣味してるんだか」