アミ小さな宇宙人 第4巻

「アミ小さな宇宙人」シリーズの第4巻をここに書いていきます。宇宙人の助けを借りながら書いています。

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「さあ、着いたよ。ここが帽子を取らなかった方の宇宙人が見守っている星さ」

僕は息をのんだ。なんと、ほとんどが自然のままで、都市がなかった。家は数十件あるけど、他の人はどこで暮らしているんだろう?

「実は、基本的に人口が少ないんだ。地球はものすごい人だろう?でも、この星は自然災害もほとんどないし、コンクリートで埋め立てる必要もないんだ。みんなが楽しく自然と触れ合いながら暮らしているんだよ。自然が一番こころにいいからね」

確かに、僕も実はコンクリートは好きじゃない。海とか、草原とかの方が好きだ。でも…

「毒ヘビとかあぶない虫は自然界にいないの?」

「いないよ。あれも、帽子を取った宇宙人が作ったんだよ。まったく、どんな趣味してるんだか」