アミ小さな宇宙人 第4巻

「アミ小さな宇宙人」シリーズの第4巻をここに書いていきます。宇宙人の助けを借りながら書いています。

71

「実は、天才もあいつらが作ったんだ。でも、天才は作ってもいいものなんだけどね。ただ、天才の人数が多すぎだった。ほんとうは、天才を作ったときは、その人を補佐する人もたくさん必要なんだ。なのに、天才を作るだけ作って、その人の人生を放っておいたんだ。天才というのは、人とちょっと変わったところが出てきてしまうから、それをサポートする人が必ず必要なんだ」

「そうなんだね。でも、天才がいなくなってきてるのは、なんで?」

「帽子を取らなかった方の宇宙人が、減らしてるんだよ。もう、天才で苦労する人を見ていられないからね」

「そういう脚本にしてるんだね?」

「そういうこと」

アミがウインクした。アミの無邪気なところは、ほんとうにかわいい。

「無邪気かぁ・・・」

アミがまた悲しそうな顔をした。