アミ小さな宇宙人 第4巻

「アミ小さな宇宙人」シリーズの第4巻をここに書いていきます。宇宙人の助けを借りながら書いています。

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僕はビンカと一緒に暮らしていて、とても幸せだ。

こんな幸せな気分を、もっと他の人にも味わって欲しいと思った。

でも、幽霊とかのことを考えると、そんなこと言ってられないんだろうなとも思った。

「幸せな人は、運がいいんだよ。いままで彼らの目にとまらなかったから、生き延びてこれたんだ。でも、幽霊たちは、彼らに目をつけられてしまった。そのせいで、とんでもなく辛い状況に置かれているんだ」

「幽霊たちは、どんな感じでつらいの?」

「1分1秒たりとも楽しい時間がないと思うとわかりやすいかな。ずっと彼らの能力を使って苦しめられているんだ」

「あいつらは、人を苦しめることができるの?」

「そのとおりさ」