アミ小さな宇宙人 第4巻

「アミ小さな宇宙人」シリーズの第4巻をここに書いていきます。宇宙人の助けを借りながら書いています。

2020-01-01から1年間の記事一覧

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「この作戦で、大事なことは、全員に帽子をかぶせたあと、教育することなんだ。ちょうど中毒者に言い聞かせるようにね。その教育の方法は、まず、地球の人々にこの事実を伝えることだ。君は、その第1歩を担っているんだよ」 「みんなに伝えることが、教育に…

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「あいつらは、風呂にずっとつかっているようなものなんだよ。いつも温かいんだ。だから、辛さなんて通り過ぎていくだけなんだよ」 「うらやましい」 「でも、そのかわり、冷静な判断ができなくなっている。だから、帽子はかぶせないといけないんだ」 「神様…

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「なんで、いい人にもやったの?」 「あいつらの感覚がおかしくなってたからだよ。あいつらは、帽子をとっているおかげで、苦しみを与えられても平気だったんだ。だから、大したことないと思って、次々とあのまが玉を実行したんだ。でも、本当はあのまが玉は…

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「ペドゥリートは、まが玉って知ってるかい?」 「知ってる!よくネックレスとかになってるやつだよね」 「あれはね、とても怖いものの象徴なんだよ」 「そうなの?」 「あれは、人の人生をあらわしているんだ。罰を与えられた人のね」 「罰?」 「そうさ。…

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「あいつらは、中毒者が力を持ってしまった、最悪のパターンなんだ。とても怖かったと思うよ。あと、帽子を取らなかった方の宇宙人は、怖くて手出しできなかったんだ。助けたくても、助ける術がなかった。今なら力を持っているからできるけどね。自分たちが…

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「こんなにいいことばかり続いて、いいのかなぁ?」 「いいんだよ。それが本当の世界さ。実は、帽子を取った宇宙人は、幸せと不幸せもコントロールしてたって知ってる?」 「コントロール?」 「しばらく幸せが続いた人には、不幸せになるように。そしてしば…

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「こんなにも変なことしていたのに、なんで今まで救済しなかったのかな?」 僕はビンカに話しかけた。 「きっと色んな事情があるのよ。だって何十億年も生きている宇宙人よ。怠けていたわけじゃないと思うわ」 「僕だったら、すぐに幽霊を助けるな」 「それ…

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「そうさ。逃げていいのは、当たり前だよ。地球では、昔から頑張ることが理想だと言われてきたけど、それも帽子を取った宇宙人の教えなんだ。頑張らなくてもいいんだよ。楽しく生きればいいんだよ」 僕は荷が下りた気がした。本当に、この宇宙は素晴らしいん…

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すると、ラフィエルがやってきた。 「ラフィエル、どうしたの?」 「帽子をかぶされた宇宙人たちが、怒ってるの・・・」 ラフィエルは震えていた。 「なんで強制的にかぶせるんだ!!!だって」 「かぶされた時はみんなそうなるんだ。でも、それはいずれおさ…

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「感謝できないのに、幸せなんて変なの」 「帽子を取ると、そうなるんだよ。実は他にも、感謝できない人がいるんだよ」 「帽子をとっていなくても?」 「そうさ。ADHDって知ってるかい?」 「知ってる!発達障害の人だよね?」 「そのADHDも、あいつらが作っ…

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「利用してるというより、協力してたんじゃないの?」 「そう思うだろう?でも、実は上の宇宙人は、ひとつも感謝なんてしていなかったのさ」 「え???でも、教えには感謝しなさいっていうのが含まれているよ?」 「実は帽子を取ると、感謝もできなくなるん…

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「実は、宗教は、犯罪として扱われているんだ、本当の世界では」 「そうなの?」 「そうなんだ。だから、宗教だらけの地球は、犯罪者だらけということになる。本当は、宗教は警察によって取り締まられるべきなんだよ」 「なんでこんなに宗教だらけになったん…

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僕は、さっそくTwitterのアカウントを作った。 統一向けの、新しいアカウントだ。 アイコンは、桜にした。徐々に開花するから、そういう意味をこめて、桜にした。 徐々に世界が変わって欲しいからだ。 アカウント名は、「宇宙人からの言葉」、帽子を取ってい…

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「本当だね。もしそうなら、僕もここで暮らしたいよ!自然にたくさんふれたいよ!」 「そうだね。それにはまず、地球を改善する必要があるよ。君の仕事は、まずブログでこのことをみんなに広めることだ」 「わかった。他にはない?」 「統一にむけて動きだす…

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「さあ、着いたよ。ここが帽子を取らなかった方の宇宙人が見守っている星さ」 僕は息をのんだ。なんと、ほとんどが自然のままで、都市がなかった。家は数十件あるけど、他の人はどこで暮らしているんだろう? 「実は、基本的に人口が少ないんだ。地球はもの…

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「自然の法則は、神様の意思をあらわしていると思っていいだろう。神様はただただ僕たちに人生を楽しんで欲しいと思っていると思うんだ。無理に成長なんかせずにね」 「そうなんだ。本当に良かった!堅苦しいブーメランの法則なんか、くそくらえだ!」 「そ…

30

「あいつらは、遠隔で人を苦しめることができるんだ。あいつらも年齢が結構高いから、そういうことができるんだ」 「年齢が高いと、いろいろなことができるようになるの?」 「そうだよ、ペドゥリート。でも、なんで帽子をとらなかった宇宙人の方が年齢が高…

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僕はビンカと一緒に暮らしていて、とても幸せだ。 こんな幸せな気分を、もっと他の人にも味わって欲しいと思った。 でも、幽霊とかのことを考えると、そんなこと言ってられないんだろうなとも思った。 「幸せな人は、運がいいんだよ。いままで彼らの目にとま…

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「あいつらをコントロールして、自分たちで気付かせ、自分たちで解放してもらうんだ」 「そんなことできるの?」 「そういう脚本にすればいい。その意味で、この力はとても強い力なんだ」 「そんなことができるなんて、すごい!」 僕はほっとした。 「いい宇…

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「ちなみに、その帽子をとってしまった宇宙人って、どのくらいの数いるの?」 「だいたい5億人だよ」 「えー!!!」 「しょうがなかったんだ。いい方の宇宙人が戦略を考えている間、どんどん増えてしまった。その間、たくさんの人が犠牲になった。とても見…

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「間違っていたのなら、教えてあげればよかったのに」 僕は自分の方が正しいと思った。 「教えてあげたんだよ。でも、あいつらはそれを信じなかった。帽子をとると、自分が正しいと思い込んでしまうから、いくら言ってもきかないのさ」 「そんな・・・」 「…

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僕たちは、赤い星に到着した。土地が赤い土に覆われている。 「なんで、この星はこんなに赤いの?」 「この宇宙にはいろいろな星があるんだよ。赤いのは、栄養分をたくさん含んでいるかららしい。植物もよく育つのさ」 なんか、気持ち悪いと思った。 「その…

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「あやまらなくてもいいんだよ。あれも作戦のうちなんだ」 「そうなの?」 僕はほっとした。責任があると思ったからだ。 「僕たちは、いま全部の行為が、いい方の宇宙人の脚本の上での行為なんだ。だから安心していいんだよ」 「いつからその脚本ははじまっ…

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「じゃあ、時間がたつと勝手に精神的に成長するってこと?」 「そうさ。だから無理に何かしなくてもいいんだよ。神様は、思った以上に平和な世界を作っていたんだよ。ペドゥリート。だから、ブーメランの法則なんてものも存在しないんだ。クラトのように好き…

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「美しいこころなんて、僕にあるの?」 僕は自信がなかった。もっと強くなりたいと切実に思っていたからだ。 「強くなりたいと思うのも、悪いことじゃないんだよ。そのために努力すればいい話さ。でもねペドゥリート。僕は君たちに悪い入れ知恵をしてしまっ…

21

「結婚したいってことは、子供が欲しいってことかな?」 「ええ。欲しいわ。二人の愛の結晶よ」 僕は恥ずかしかった。子供をつくるってことは、つまり・・・ 「緊張するのかな?」 アミが僕のこころを読んで言った。 「緊張するよ!」 「わたしはOKよ。ペド…

20

僕たちは、ふたたび宇宙船に乗った。 今度は、明るいだけじゃない旅になりそうだけど、それでも楽しみだった。 「ところで、君とビンカは、結婚はしたのかな?」 いきなり僕はびっくりした。アミはとても楽しそうだ。 「せっかく一緒に住んでいるんだから、…

19

「聞きたくないかぁ・・・。きっと、これを読んでいる人も、そういう人いるよなぁ」 「どうしようか?」 「とりあえず、今回も旅しようか^^」 「いいの?!」 僕は嬉しくなった。また宇宙船に乗れる!またあの美しい宇宙をみることができる。 「いいよ。旅…

18

「犯罪?」 「そうだよ。地球でも、薬物に依存した状態で犯罪をおこす人がいるだろう?それと同じさ。たくさんの人々を、あいつらは苦しめてきたんだよ」 「なんか、聞きたくない・・・」 「これは大事なことなんだ。犯罪を犯す人をそのまま見過ごすことはで…

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「僕が?」 「そうさ。ブログを書いて欲しいんだ。今なら、一瞬で伝わるからね。本を書くよりも簡単だよ」 「わかった!やってみる」 僕は、わくわくした。題名は、「アミ小さな宇宙人 第4巻」にしようと思う。 「頼んだよ。これはいままでの中で、一番大事…